浦河町の歴史あるお寺「山寺さん」

浦河町の光照寺さんをご存知ですか?
浦河小学校から少し山の方に入ったところに位置し、町民からは親しみを込め「山寺さん」と呼ばれるお寺です。
歴史を感じる本堂は、浦河にこんな建物があるなんて!と驚く方が多い重厚な空間。
今回のイベントはこの山寺さんで行われました。

 

「五観の偈」を写経しよう

まずは写経からスタート。今回の先生は若さんの嗣雲(しうん)さんです。
曹洞宗では「食事(じきじ)作法」というものがあり、修行僧はその作法に則って食事の前に「五観の偈」をおとなえします。
この五か条を筆ペンで写経し、お寺の食育を学びました。
みなさん集中して写経されており、静かな時間が流れていました。

 

厳かな空間ではじめての坐禅体験

坐禅と聞くと、動いちゃだめで、木の棒でバチン!と叩かれる様子を想像する方が多かったのですが、山寺さんでは叩かれることはありません。
そして、丸い座布団「坐蒲(ざふ)」を使って坐るので、お尻も足も痛くなったりしません。
始める前に体全体をほぐし、温めてから坐禅がスタート。正しく坐禅をすると姿勢がよくなり気分も頭もすっきりとリフレッシュします。「ヨガっぽい感じがするね」との声もあり、若い女性に密かなブームなのも納得でした。

 

体に染みる精進料理をめしあがれ

今回の精進料理は精進だしと根菜の旨味がしみる「けんちん汁」。揚げたお餅が入っているので凄い満足感!
出汁は昆布と根菜類から出た旨味のみで、もちろんお肉やお魚は入っていません。なのに物足りなさは無し!
いただく前に「五観の偈」をとなえ、いのちをいただいて、生かさせていただくことに感謝して料理と向き合いました。

 

浦河産すずあかねとアスパラの羊羹カステラ

精進料理でお腹が満たされたところで、続いて出てきたのはすずあかねとアスパラを使った羊羹カステラ。
浦河出身の元パン職人だった主婦さんが作ってくれたオリジナルお菓子!
ピンクがすずあかね、ミドリがアスパラ、キイロがプレーンでした。
すずあかねはプチプチ感が残っていて美味しい!アスパラは青臭さもなく、粒あん羊羹にびっくり!楽しいお菓子タイムでした。

 

浦高茶道部の皆さんによるお抹茶が美味!

お菓子をいただきながら、浦河高校茶道部によるお点前がスタート。
浦河きもの女子会の着付けによって華やかな着物姿の生徒さんがお抹茶を持ってきてくれます。
お菓子とお抹茶でホッと一息。静かで澄んだ空気の中、日本人らしさって素敵だなーと実感したイベントでした。

 

最後にみんなで本堂での記念撮影!

「なかなかお寺に来る機会が無い若者世代にも気軽に足を運んでほしい」と嗣雲さん。
山寺さんは季節ごとに変化するお庭がとても美しく、特に藤の花の時期は絶景なんですよ!
美しく手入れされたお庭をお散歩させていただくことも出来るので、足を運んでみてはいかがでしょうか?
(※伺った際は「お庭を見せてください」と一言声をかけてくださいね!)